「親切」と「Open」は違う! 外国人の友達から学ぶ

わたしの国際交流

すっごい固いタイトルでごめんなさい。

ただ今日はちょっとだけ固いテーマで書かせてもらえればと思います。

Language Exchangeの活動(詳しくはこちら)を初めて4年が経って、本当にたくさんの外国人の友達ができました。Language Exchangeの中だけではなく、プライベートでも遊ぶことが多くなって、いろいろ気づかされることが多いので、そのことについてまとめたいと思います。

多くの外国人は「日本人に受け入れてもらえない」と感じている

私の外国人の友達の多くは、英語の先生だったり、日本人と結婚してこっちに住んでいたりと、日本に長い間住んでいる人がほとんど。いわゆるツーリストは少ないです。

長い間日本に暮らす彼らが口を揃えて言うことは、

 

アメリカ人
アメリカ人

日本人の友達が全然できない

ということです。

でも、一見すると、外国人ってすごく陽気だし、誰とでもフレンドリーに会話しているように見えるんです。でもそんな彼らでも、

アメリカ人
アメリカ人

日本人の友達を作るのって本当に難しい

と言います。

 

Yuka
Yuka

日本人は英語が苦手な人が多いから、英語で話しかけられると怖いんじゃないの?

 

アメリカ人
アメリカ人

違う、日本語で話しかけているのに、友達になれない

 

Yuka
Yuka

じゃあ、やっぱり私たちは

“見た目”で判断してるっていう事?

 

アメリカ人
アメリカ人

たぶん、そうなんじゃない?僕、こんなに丸い顔だし、背も高くないし、そんな怖い見た目じゃないと思うけどなぁ。

 

Yuka
Yuka

うん、そうだよね。テディ―ベアみたいな見た目だよね。→失礼すぎる(笑)

「親切」な人はいるよ。でも「オープンじゃない」

そして、とっても面白い事を私の友達は言っていました。

Yuka
Yuka

でも、最近は日本に外国人の人増えてきているし、道聞かれたりしてもみんな頑張って教えてあげている人多くない?

 

アメリカ人
アメリカ人

うん、日本人はみんな「親切」だよ。でも、「親切」と「オープン」ってちょっと違うと思うんだよ。

 

「親切」と「オープン」は違う!? どういうことだ!?

 

 

アメリカ人
アメリカ人

例えば、僕はアメリカ出身だけど、日本に来る前はブラジルに住んでたんだ。ブラジルの人は「親切」かと言われると日本人よりも「親切」じゃないかもしれない。でも、「オープン」だったよ。

例えば、カフェで隣の席になったおばあさんが居て、話しかけたらとっても仲良くなって、「今度私のおうちに遊びにいらっしゃいよ」って僕を招待してくれたんだ。

 

Yuka
Yuka

それが「オープン」ってこと?

アメリカ人
アメリカ人

なんていうか、単に家に招いてくれることが「オープン」って言いたいわけじゃなくて、“自分のテリトリーに入ってきていいよ”“あなたを私の場所に受け入れてあげるよ”ってことが「オープン」ってことだと思う。

なるほどね~、確かにそうですよね。

困っている外国人を見て「May I help you?」って助けてあげる人は最近増えたかもしれません。でも、それだけで満足してしまっているパターンって結構あるんじゃないかと思うんです。現に私もその一人です。

Not「親しき仲にも礼儀あり」Yes「親しき仲には礼儀なし」

外国人って日本人より、心の距離が近いなって感じる瞬間は多々あって、一度会って話すと、すぐに、LINEとかで、

「こんど〇〇行こうよ!」

とかって遊ぶ提案が入ってきたりします。

これは、シャイな私だからかもしれませんが、距離の詰め方のスピードとか、その距離の近さ(日本人はある程度、距離保つ)とかの感覚がちょっと違って戸惑うことが多々あります。

そこまで距離詰めてほしくないな、怖いなこの人と思って、過去に何度か、

「ごめん、その日は予定あるから」

的な感じで断ってしまい、友達になり損ねた経験が、私もたくさんあります。

 

「親しき仲にも礼儀あり」

 

ってよく使うじゃないですか。あの感覚ってもしかしたら日本人独特なものなのかもなぁって思います。相手のテリトリーにずかずか踏み込むのは無礼だと思う気持ちがどこかにあって、いい感じに距離を保ってあげたりしますよね?

でも、その感覚がよくわからない外国人はその行為を「冷たい」と感じているのかもしれません。

 

「お邪魔します」

「お忙しいところ恐れ入ります」

「お時間頂戴しまして、ありがとうございました」

 

確かに、相手のテリトリーに割って入って行く時の前置き言葉って日本語にはたくさんありますよね。

 

これきっと英語圏だったら、

くらいの心粋なんでしょうね。

もちろんT.P.Oってもものがあると思うので、全部が全部このノリじゃだめだと思いますが、相手を受け入れることも、自分が入って行くことも、ハードルは日本より低いのかもしれません。

それって相手をどれだけ信じられれているかってことかも

なぜ相手のテリトリーにパッと入っていかないのか、そして入られることも嫌なのか。

それは「相手を心底信用していない」からなんだと思います。何というか、「よくわからない相手だから、きっと危険があるに違いない」みたいな。危険があるかないかなんて一回受け入れてみないとわからないのに…。

 

“慎重で用心深い”

 

これは、自分の身を守るためには必要なことだと思いますが、時として、新しいことに挑戦する時にはマイナスになることもあるということをもう少し認識した方がいいのかもしれません。

 

“国際化”の波が押し寄せてきている今、日本人の“慎重さ”“用心深さ”について、ちょっとだけハードルを下げることが必要とされているんじゃないかと思うわけです。

 

そして、やっぱりもっと相手を“信用”した方がいいですよね。

“慎重さ”を取り除けば“未来”が見えるかも

友達は一つ面白いことを言っていました。

アメリカ人
アメリカ人

日本人の持つ“慎重さ”を表していることの一つが、過去の成功体験にいつまでも縛られていることかもしれないよね。例えば、70年代、80年代、日本は電化製品の部分で世界的に大成功を収めたよね、SONYとかいろいろ。でも、その時のやり方をリピートすることがまた成功につながると思いすぎてるかもしれない。うまくいかなくなったら全く違う方法を考えてみるってことは苦手なのかなって思うよ。

アメリカ人
アメリカ人

僕は英語の先生をやっているけど、これまで日本は頑張って英語教育してきたけど、それほど話せるようにはなっていないよね。それってある意味、過去の英語教育は失敗だったって思わないとだめなんじゃない?違う方法を試みないとたぶんだめなんじゃないかな。でも、“リピート”が好きだよね。でも“リピート”からは何も始まらない。もっと勇気を持たないと。

 

彼が言っている上の2つのことは、日本の“慎重さ”がマイナス面に働いてしまっていることなのかなと思います。もちろん“慎重さ”があることで、高い技術水準が保てていたり、壊れにくい製品が作り上げられる・・・そんなプラス面も大いにあると思います。

でも、私たちは、日本人のいい面には、もう十分気づいているんじゃないかと思います(笑) 結構テレビでも、そういう特集多いですよね。日本の技術力を称賛するような。

 

でも、目を向けなければならないのは、足りていない部分。

これだけ多くの外国人が日本に来る時代になったのだから、彼らと共に未来を見るのであれば、どうやったら私たちの足りない部分を埋めていくことができるかを真剣に考えた方がいいのではないかな、と私は思っています。

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